キンタマ痛い痛い症状とは?
キンタマ(陰嚢)に激しい痛みを感じる事を「キンタマ痛い痛い症状」と呼びます。
ネット上にはこの症状で悩む人が相当数います。
私自身も体験した事のあるこの症状の原因と対策を素人ながら頑張って調べたのでまとめます。
特徴
同症状の体験談を精査すると2つの特徴が浮かび上がってきました。
●施術後のシャワー中に起こる
●ノンオイルリキッド(ノイル-NOIL)を使用するお店で起こる
施術後のシャワー中に起こる
施術中に痛みを感じる事はなく決まってシャワー中に痛みを感じます。
痛みの質は[1]傷口に沁みる様な鋭痛[2]熱を帯びた様な鈍痛、が挙げられます。
私が体験した痛みは[2]の鈍痛でした。
キンタマだけ重力が倍になったような感覚に陥り膝から崩れ落ちます。
この痛みはシャワーを終えると和らぎ、数時間後には完全に無くなります。
ノンオイルリキッド(ノイル-NOIL)を使用するお店で起こる
経験者のほとんどは「ノンオイルリキッドが肌に合わなくて症状が出る」と本能的に感じています。
とはいえ、ノンオイルリキッドも様々な製造メーカーや種類が存在します。
どのメーカーの商品で症状が出るのかまでは特定できませんが、最大シェアと予想される「PRO’SBI NOIL」の成分を確認しました。
プロズビノイル(無香料/青)の成分
グリセリン、水、BG、ヒドロキシエチルウレア、ヒアルロン酸Na、セラミドNP、ポリグルタミン酸、アスコルビルリン酸Na、パンテノール、アラントイン、ボスウェリアセラタ樹脂エキス、マグワ樹皮エキス、ダイズ種子エキス、カミツレ花/葉エキス、ローズマリー葉エキス、ラベンダー花エキス、タイマツバナ葉エキス、メボウ葉エキス、セージ葉エキス、ハナハッカ葉エキス、ミドリハッカエキス、メリッサエキス、リシン、ヒスチジン、アルギニン、トレオニン、バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、エチルヘキシルグリセリン、デシレングリコール、へキシレングリコール、トレハロース、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、レシチン、トタロール、水添レシチン、1,2-ヘキサンジオール、ポリソルベート20、EDTA-2Na、フェノキシエタノール 出典@<プロズビ> マッサージノイル 無香
含有量の多い成分トップ3は「グリセリン、水、BG(ブチレングリコール)」です。
他社製品を見てもトップ3は変わらないので、ノイル=この3つが基本なんだと思います。
エビデンスのない化学論は避けたいところですが、グリセリンに関して気になる情報がありました。
(中略)グリセリンの濃度やその他の配合成分によっては、肌にトラブルが生じる可能性があるので… 出典@ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 コンシューマー カンパニー
この中の「濃度」という単語に注目です。
「PRO’SBI NOIL」の製品紹介にも「濃度」に関する注意事項が記されています。
容器のキャップを開けた状態にすると、外気中の水分を吸ったグリセリン濃度は徐々に下がり、粘性を失っていきます。
出典@<プロズビ> マッサージノイル 無香
濃度が肌に与える影響は…
専門家ではない私がこの先を語る事は許されません。
保管方法(商品の自然劣化)にも一因があるかもねって可能性だけは提示しておきます。
ボトルの蓋はしっかり締めて開封済ボトルを早く消化するだけでキンタマ痛い客を減るせるかもしれません。
なぜキンタマだけが痛くなるのか?
他の箇所は痛くならないのにキンタマだけ痛くなるのは地味に謎です。
キンタマは繊細って事なのでしょうが、参考になりそうな情報が見つかりました。
➢出典@Flurbiprofenの経皮吸収―8体部差の比較―
●経皮吸収率
経皮(皮)の場所によって吸収率が違うという研究論文です。
腕の皮の吸収率を1とした場合、キンタマの皮(陰嚢)は42になります。
1滴のノイルを垂らした時に腕の42倍の量をキンタマは吸収します。
キンタマはシワシワなので表面積も大きくなるのでしょう。
●皮膚の温度
皮膚の温度が10℃から37℃に上昇すると経皮吸収率は10倍にアップすることがわかっています。
冬場にキンタマ痛い症状が発生しやすいのは、ホットオイルでの施術(皮膚温度が高まる)が増える事も関係していそうです。
●グリセリンの温感作用
先程紹介したJ&Jのページにもう一つ気になる文言があります。
「グリセリンには…水と接すると熱を生じる温感作用などが認められており」
この温感作用がどの程度のものなのかは解りませんが気になります。
しかし、ノイルの成分には元々水が多量に含まれている事も忘れてはなりません。
キンタマ痛い痛い症状の原因
ここまでの情報をまとめると…
1.そもそもノイルが肌に合わない人がいる
2.ノイルがキンタマに付着し成分を大量に吸収する
3.キンタマの肌荒れを引き起こす
4.シャワー、風呂場の熱により吸収、反応が加速する
5.荒れた肌にお湯がしみて悶絶する
この様なメカニズムが考えられます。
ノイル以外の可能性
そもそも主原因が別の所にある可能性もあります。
その代表例が「ムダ毛処理後のメンエス」です。
メンエスに行く前に陰毛を剃る、脱毛する、この事でキンタマに傷が入る。
キンタマに傷が入っている状態でメンエスに行くと普段なら問題のない成分でさえ炎症を引き起こす事もあるでしょう。
[対策]キンタマへの侵食を防ぐ
キンタマには出来るだけ付着しないようにお願いするのも一つの手ですが現実的ではありません。
キンタマに保護膜を塗っておく方がまだ現実味があります。
開始シャワーの後に保護クリームを塗りましょう。
ニベアなど簡単に購入できますが、事前にキンタマへのパッチテストを行ってください。
[対策]しっかり拭き取る
背中や腕など一般的な部位はセラピストが拭き取ってくれるので油断しがちです。
重要なのはキンタマや周辺の拭き取りです。
シャワーを浴びる前に自分でしっかりと拭き取りましょう。
対策結論
キンタマ痛い痛いにならない為の私なりの結論です。
1.ムダ毛処理後は肌の回復を待ってから行く
2.キンタマに保護膜を作る
3.シャワーの前にノイルはしっかり拭き取る
4.低温でかけ湯しながらキンタマ周りの付着物をゆっくり洗い流す
痛い痛いのキッカケを作らない事と症状を悪化させない事。
このダブルチェックによりキンタマ痛い痛いを遠ざける事が可能なのではないかと結論付ける。
謎の課題
結局のところ痛くなる原因がどこにあるのか解りませんよね。
メンエス好きの皮膚科医、研究者がこの問題を解決してくれることを祈っています。
一つ謎なのが「毎回痛い訳ではない」って事です。
私も過去一度だけ痛くなっただけで、その後は一度も症状が出たことはありません。
症例をもっと集められれば共通点が見いだせそうです。
PRO’SBI NOILの商品紹介
折角なので商品紹介しておきます。(※アフィリエイトではない)
「PRO’SBI(プロズビ)」は「SEVEN BEAUTY株式会社」が製造・販売する商品ブランドです。
「PRO’SBI NOIL(プロズビ ノイル)」は「PRO’SBI(プロズビ)」ブランドの1商品です。
●購入方法
自社ECサイト「セブンビューティーストア」他、アマゾンの「セブンエステ」でも購入できます。
●種類
香料のバリエーションがあります。
・青=無香料
・黄=グレープフルーツ
・紫=ラベンダー
・オレンジ=スクワラン
・赤=コラーゲン
・ピンク=ローズ
この6つの製造国は韓国です。日本製と勘違いしてHPに書いてるお店をたまに見かけます。
日本製なのは米バージョンです。
製造メーカーとして「株式会社ワールドジェイビー」という社名が登場するページがあります。
「株式会社ワールドジェイビー」は「SEVEN BEAUTY株式会社」韓国法人の前の名称みたいです。
今は「SEVEN BEAUTY KOREA株式会社」と改まっています。